歌舞伎町を舞台に繰り広げられるバイオレンス漫画「新宿スワン」を紹介【完結済み】

投稿者: | 2021年1月17日
新宿スワン

東京に行くことがあれば、若い男性なら一度は目にしておきたい新宿歌舞伎町。地方に住んでいるときにドラマでよく見たあのアーチ。椎名林檎が歌っていた歌舞伎町の女王。ヤクザと言えば歌舞伎町というように、とても有名な場所です。

歌舞伎町
新宿歌舞伎町 wikipediaより

僕が初めて行ったのは20歳ぐらいの頃だったでしょうか。人が多いだけではなく、黒服のお兄さんたちもわんさかいて、お店に誘ってきたり、女性に声をかけてスカウトしていたり。

そんな歌舞伎町で繰り広げられるバイオレンス漫画「新宿スワン」を紹介させてください。

スカウト業界を知ることもできるバイオレンス漫画

主人公の白鳥タツヒコがスカウトマンとなって新宿歌舞伎町で繰り広げられるバイオレンス漫画。それが新宿スワンです。

金なし職なしの19歳。チンピラなのか、スカウトマンに絡まれて喧嘩しているところに真虎(マコ)にとめられます。

「メシでも食う?」と誘われて奢ってもらい、彼の仕事を聞いてみると、スカウトマンをしているようで、「女騙して金稼いでいるの」と爽やかに答える真虎。

タツヒコは仕事に誘われるも「女を騙すようなことはしたくない」と断るのですが、真虎にはかっこいいものを感じたようで「ついていきたい」と思った彼は、スカウトマンになることを決意。ここから彼の人生が変わっていくのです。

スカウト業界の闇

新宿スワンのスカウトマンが紹介する仕事は水商売です。ほとんどの女性はやりたがらない仕事ではありますが、高給なのは間違いありません。そのため、「贅沢したいから」なんて女性たちをスカウトするのですが、中には「借金まみれの女性」を売ることも。

優しい性格のタツヒコは目をそらしそうになる出来事もあり、スカウト業界の闇が見えてきます。

縄張り意識が強いのか争うスカウトマンたち

スカウト事務所によって縄張りがあるようで、他事務所の連中と揉めたり、裏で繋がっているヤクザとの揉め事もたくさん描かれています。よく喧嘩する漫画なので、バイオレンス漫画だと僕は思っています(笑)

スカウトマンと言えば、なんだか怪しいお兄さんたちをイメージしますよね?新宿スワンに登場するスカウト事務所の裏には、もれなくヤクザはついています。やはり、違法だったりグレーなことで商売したいのなら、彼らのお許しは必要なのでしょうか。

喧嘩によって解決していく部分も多々あり

新宿スワンにて「揉める」ということは、文字通り「喧嘩すること」を意味します。タツヒコも喧嘩は強いのですが、バーストには「武闘派」の幹部・関がいます。

見た目からしてやばそうなこの人は、喧嘩がとても強く、タツヒコたちが所属しているスカウト事務所・バースト社長からの信頼も厚いです。頭は悪そうに見えますが、思っているよりも頭は回るようです。

理不尽な暴力もあったりしますが、なんやかんやで周りから好かれているようで、タツヒコはなぜか気に入られます。

喧嘩・薬・女・金・ヤクザ

幹部への昇進を目指してスカウトに精を出す龍彦。同僚との揉め事や、薬の問題もあったりと事件は絶えません。喧嘩・薬・女・金・ヤクザ。並べてみると、思いっきりバイオレンスな漫画だとわかりますね。

舞台は歌舞伎町だけではない

新宿スワンの舞台は歌舞伎町だけではありません。渋谷のスカウト事務所と揉め事も起こったり、横浜でも揉めたり。北海道はススキノまで足を運ぶこともありました。

そして、ある人物を中心に物語が回り始めますが、そこは内緒です(笑)

リアルなスカウト業界の話を聞いてみた

リアルなスカウト業界のことを僕は知りません。実際にこの漫画のようなことが起きるか。ちょっと気になることだったで、そっちの世界の人たち数名に直接話を聞いてみたところ「あそこまでバイオレンスではないでしょ」が共通する意見でした。ヤクザ絡みの話はあったり、なかったり。

今では暴力団の力も弱くなってきてますからね。ヤクザよりも半グレの方が関わっていそうな気がします。あ、これは単なる僕の予測なので、事実かどうかは知りません。

主人公・白鳥タツヒコの心情に寄り添って読むと面白さ倍増

新宿スワンはバイオレンス漫画でもあり、スカウト業界の闇も見えたりで、そちらがメインに感じてしまいますが、本作の主人公・白鳥タツヒコという人間性がとても魅力的ば漫画でもあります。彼の心情に寄り添って読んでみると、面白さは何倍にもなるのではないでしょうか。

白鳥タツヒコを深掘り

名前はとても綺麗なのですが、見た目は天パーの金髪でボッサボサ。決してかっこいいわけでもないのですが、喧嘩は強くて性格はまっすぐ。バカではありますが、「いいやつ」という言葉が似合うタイプのナイスガイです。

友情に厚く、恩義にも厚い。女性には優しくて、スカウトした女性の面倒もしっかりと見ようとします。仕事面だけ見ていればいいのに、プライベートで困っていることがあればしっかりと聞く。それだけに慕われているスカウトマンでもあります。

おそらく、一般的に想像されているスカウトマンとは真逆のタイプ。彼のようなスカウトマンばかりなら、一般的なイメージは変わりそうですが、こんな人はいるのでしょうか。多分いないです(笑)だからこそ、スカウト業界で活躍する彼は輝いて見えるのでしょう。新宿スワンのメインは、そこだと考えます。

誰だってお金には弱いけれど

真虎に憧れてスカウトの世界に入ったタツヒコ。しかし、「女を騙す」というイメージの強いスカウト業界。彼は葛藤します。

キャバクラへスカウトするぐらいなら、彼の心情には反しないようですが、風俗店に紹介するのは気がひけるようです。しかし、その分だけ儲けも増えるわけで、そっち方向の仕事ばかり勧めるスカウトマンが多いのも頷けます。

一番儲けが出るのがAVのようで、100万円近く入ってくることもあるのだとか。だからこそ、他のスカウト事務所と取り合いになったり、すでに働いている女性をスカウトして契約してしまうと揉めることもあるようで。

困った時には真虎が出てきて助けてもらったり。彼への信頼は、回を増すごとに厚くなっていきます。

現代的なバイオレンス漫画を読みたい人にオススメ

新宿スワンは、白鳥タツヒコという人間性があるからこそ楽しめる漫画です。お世辞にも綺麗な世界とは言えないスカウト業界。汚い部分も、闇の部分もたくさん登場します。目をそらしてしまいそうになる場面もたくさんありました。だからこそ、彼の女性に対する優しさや、友情が綺麗に見えてくるのでしょう。

最初の方は、「スカウトマン・白鳥タツヒコの物語」だと思っていましたが、しっかりとしたストーリーがあります。そこを言ってしまうと全てがおじゃんなので、興味があればその目でお確かめください。すでに完結していてスラスラと読めるのでオススメです。

なお、新宿スワンは実写化されています。タツヒコ役がぴったりで面白かったです。こちらもどうぞ。

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