ダークサスペンス系漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」紹介【完結済み】

投稿者: | 2021年1月9日
親愛なる僕へ殺意をこめて

たまに読みたくなるサスペンス漫画。表紙が気になったので読んでみると、「ああ、続きが見たい」と素直に思えたのが「親愛なる僕へ殺意をこめて」でした。紹介させてください。

推理要素もあるのでネタバレは控えています。ご安心を。

冴えない大学生・浦島エイジの物語

もしも、自分の父親が大量殺人鬼だったら。この漫画は主人公・浦島エイジが父親の無実を晴らそうと真実を追い求める物語です。

それだけならよくある設定なのかもしれませんが、主人公は二重人格です。普段はよくいる男子学生で、あまり頼りになるタイプでもなければ、女性にモテそうでもない。いわば、よくいるタイプの冴えない男子学生で、人当たりは優しいキャラクターです。

世間からしてみると「殺人鬼・八野衣真の息子」ではありますが、罪のない彼への風当たりは強く、まだ幼かった彼は浦島家に引き取られました。その時期の辛い思いが現実逃避させるために、今の優しい人格が出来上がったのかもしれません。

そう、本性は冷徹な人物なのです。

自分の気づかないところで、元の人格が目覚め始め、連続殺人が発生。「殺人鬼・八野衣真」通称LLの仕業に見える事件をきっかけにして、物語は進んでいきます。

最重要人物・殺人鬼LLとは何者か

この漫画で最重要の人物「殺人鬼LL」とは、本名・八野衣真。主人公の父親であり、犯罪史上で最も胸糞の悪い殺人鬼です。

犯歴はまとめると、こうなります。

  • 14歳で同級生の少年に集団暴力で殺人
  • 21歳で女子大生を拷問ののち殺害
  • 同じ山中で拷問された女性4名の遺体
  • 焼身自殺にて死亡

世間を騒がした彼は焼身自殺してしまい、真実は闇の中へ。しかし、LLの事件を思い起こすような事件が発生したため、「LLは生きているのでは?」と再びLLに注目が集まることになります。

記憶が飛び飛びになる主人公

記憶にないところで喧嘩をして勝っていたり、同じ大学のヒロインと一緒に寝ていたり、主人公のエイジに変化が起きます。

それだけではなく、なぜかお金を手にしていたり、いつの間にか初体験を済ませていたり。周りの人物と話していても、記憶と繋がらない部分が多く不安になってきます。

「もしかして2重人格ではないのか?」と考え始めるエイジ。そこに気づいている人物の名前は真明寺麗。

のちにエイジのパートナーとなる彼女は、もう一人の人格のことを「B一(ビーいち)」と呼ぶことにしました。

殺人犯はもう一人の人格「B一」が行なっているのか

彼の部屋にはなぜか1万円の札束と血のついたバットが。「もしかして自分が」と考えたエイジは、自分のことを調べ始めますが、周りに話を聞く限りでは異常はない様子ですが、彼の前に警察官が現れます。

殺人事件の被害者は「エイジの彼女だった」と言われ、写真を見せられるのですが、もちろん彼は知りません。

でもLLの仕業にしか見えない犯行なので、その息子であるエイジは疑われます。真実はどうなのか。これ以上は推理要素もあるので控えておきます。

頭のおかしい「LLに憧れるものたち」

「親愛なる僕へ殺意をこめて」には頭のおかしい人物が数多く登場します。例えば半グレ集団です。

彼らは殺人鬼LLに憧れていて、崇拝している連中もいるのだとか。そのため息子のエイジに会いたがり、サインをもらおうとしたり。

デスノートでもキラのファンってたくさんいましたよね。言ってしまえば殺人犯なのに、憧れるという気持ちが全くわかりません。わかりたくもありませんが(笑)

日本でも過去にありましたね。名前は伏せますが、殺人の容疑で逃げて逃げて逃げまくり、逮捕された時の見た目がイケメンだからということで女性ファンができたり。全く意味はわかりませんが、どこにでも一定数の「頭のおかしい人」はいるのだなあと。

この漫画に登場する頭のおかしい人物たちは、話を読み進める上で重要な人物でもあります。注意深く読んでいくと、真実に早く到達できるかもしれません。

かなりダークなのにサラサラ読める漫画です

こちらの漫画はすでに完結していて、サラサラと読み進められます。ほとんどはダークなシーンばかりで嫌になる人もいそうですが、最後のシーンは「やっぱり友達って大事だよな」とほっこりする場面もありました。

サスペンス系の漫画ってたまに読むといいですよね。最近ならマイホームヒーローもお勧めできます。

なんだか推理したくなってきたので、また金田一少年の事件簿でも読み始めるのもアリかもしれませんね。もしくは中学生の頃によく読んでいた推理小説をまた買い始めてみるか。そこまで推理要素のある漫画ではなかったのに、不思議なものです。

なお、本作は「コミックdays」にて無料で読めます。公式のサイトなので安心してください。

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