新しい感覚・漫才を見るギャグ漫画「セトウツミ」を紹介【完結済み】

投稿者: | 2021年1月15日
セトウツミ

お笑い好きの方へ。ギャグ漫画を読むことってよくあると思うのですが、漫画で漫才を楽しんだことってないですよね?

過去に「お笑い」をテーマにした漫画といえば、森田まさのり氏の「べしゃり暮らし」が記憶に新しいところですが、毎回漫才をしているかのような漫画って、おそらくないと思います。「ない」と言い切れないのが悔しいところですが(笑)

今まで誰かしらチャレンジした漫画家はいてもおかしくはないのですが、「セトウツミ」は何度読んでも笑えて面白かった漫画です。ぜひ、紹介させてください。

男子高校生が河原でずっと話しているだけの漫画

セトウツミは、瀬戸小吉(せとしょうきち)と内海想(うつみそう)の2人が織りなすシュール系のギャグ漫画。二人とも関西弁でテンポよく話し、ボケて突っ込んで。最終巻までほぼずっとシーンは同じで、「河原で二人が話しているだけの漫画」です(笑)

なのに面白さもずっと変わらず。これってすごいことだと思いませんか?ずっと何も起こらないで、ほぼ話しているだけなのに。

ギャグ漫画といえども、ほとんどは何かしらの事件が巻き起こります。でも、この漫画はほぼ何も起こりません。関西弁の男子高校生がアホな話をしているだけです。それが漫才になっていたり、コントになっていたり、かなり特殊なギャグ漫画になっています。それでも飽きさせることなく面白いというのは、かなりすごいことだと思います。

作者の此元和津也さんは謎多き人物

漫画で漫才。セトウツミを読んでいると、そういう漫画だと感じます。ここまで上手に描いている作者の此元和津也(このもと かづや)さんは何者なのか?

お笑い芸人だったのかというと、どうなのか。情報が全くありません。びっくりするほど情報がありません!wikipediaを見てもわかりません(笑)なんで、こんな面白い漫画を描ける人の情報がここまでないのか謎です。

もしも、作者が一人だけで話まで考えているのだとすると、芸人さんだったのかもしれません。誰かが原作者として入っているのではないか?とも考えたのですが、とにかく情報がないからわかりません!

セトウツミを盛り上げてくれる人物たち

漫画は漫才を見ているかのようなのはすでに述べている通りで、シュール系の漫画でもあり、表情の使い方がとても素晴らしいです。基本は瀬戸と内海しか登場しませんが、ほかの登場人物も魅力的です。

瀬戸小吉

瀬戸小吉はツンツン頭でちょっぴり頭の悪い感じの主人公(の一人?)。元サッカー部で、この漫画ではボケ担当。いかにも真面目・頭の良さそうな内海とは真逆に近い性格で明るいタイプ。

クラスメイトの樫村一期(かしむらいちご)に片思い中で頑張ってアプローチしていくも、全く振り向いてくれず。モテないタイプではなく、初美ちゃんという女子からは好かれています。

内海想

内海想はいかにもな真面目系の見た目で、どちらかというとモテるタイプで頭も良く、時に辛辣なことも言い、ツッコミの切れ味も鋭い。ちょっぴり暗いところはありますが、対照的な性格の瀬戸との相性はバッチリです。

樫村一期からは好かれている模様ですが、彼は興味を持っていない様子。

バルーンさん

河原にいつも言えるピエロ。ベラルーシからきたようで、いつもバルーンを作りながら、瀬戸と内海の会話を聞いています。いつも頃からか会話に入ってくるようになって仲良しに。

二人がもめているときは、なぜが瀬戸に着きます。オムライスはパサパサ派。彼は探している師匠と出会えるのでしょうか。

樫村一期

瀬戸が片思いをしている同級生。メールアドレスをゲットしたのに、登録すらしなかった彼女ですが、決して悪い子ではありません。内海の幼馴染でもあり、彼のことが好きなのかも?しれません。

いつも一緒にいる瀬戸に対してちょっぴり嫉妬する可愛い女子。

ハツ美

決して可愛いとは言えませんが、瀬戸のことを大好きな一つ後輩の女子。普段は豪快に笑ったり、口も悪いのですが、瀬戸の前では素直に話せない乙女な一面を持ちます。

内海との掛け合いは見ものです。

田中真二

特徴も何もない、いつも無表情でセンター分けの同級生。名前も左右対称の曲がった事が大嫌いなフェアな人物。瀬戸と内海が何かしらの勝負をするときに審判を担当することが多い。

涙も鼻水も左右対称に流れる。

馬場

ちょこちょこと登場する野球部のエース。ではなく、なんだか努力している野球部の生徒。

最初から終わりまで、「なんだか顔が思い出せへん」という瀬戸の思いを受けてか、彼の顔はずっとのっぺらぼうのままでした。

登場人物によって時折起こる「すれ違いコント」

セトウツミは「漫才漫画」だと僕は思っていますが、時には登場人物それぞれの思惑が交錯して、全員が間違った方向へ進んでいくアンジャッシュのような「すれ違いコント」も起こります。

また、2話とも同じテーマなのに、「瀬戸視点」「内海視点」に分けてくる話もあり、2話連続で読むことができる「単行本だからこそ」の表現もあったりします。

この作者は本当に何者なのでしょうか?気になって仕方がありません。

思いもよらない終わり方に最初から読み直すこと間違いなし

瀬戸と内海のアホ話から漫才調の会話をずっと見ているだけなのに、なぜにここまで面白いのか。ずっとこの漫画を読んでいたかったのですが、いつかは訪れてしまう最終回。「最終巻」という文字を見て、「ああ、終わってしまうのか」と悲しくページをめくっていると、なんですかこれは!?という、びっくりするような展開がありました。

何が起こったのかは言いませんが、1巻から読み直そうと思うのは間違いありません。それほど衝撃的でした。

瀬戸の隣にはいつも内海がいて、内海の隣にはいつも瀬戸がいる。お互いに取っても安心感はすごいのでしょうけれど、読者にとってもすごい安心感があります。普通のギャグ漫画ではないセトウツミ。気になったら読んで欲しいです。

なお、実写化もされています。Amazonのプライム会員なら、すぐに見れますよ?

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