「生きること」を教えてくれるサバイバル漫画「自殺島」を紹介【完結済み】

投稿者: | 2021年1月20日
自殺島

なぜか暗そうなタイトルに惹かれてしまう僕。ギャグ漫画が好みなのに不思議なものです。

初めて自殺島を目にしたのは古本屋でした。ネガティブなタイトルの漫画ですが、内容はとても人間臭く、面白かったので数日で全巻を揃えていました(笑)

ちなみに僕は、ほとんど新品で買うタイプです。そんなにハマってしまった自殺島を紹介させてください。

自殺常習者が集められた無人島

自殺島の大きなテーマは「もしも、法律も何も通用しない無人島に放り出されたら」です。

自殺者が多いとされる日本。ということは自殺未遂・常習者もたくさんいるわけで、頻繁に病院に運ばれてくることもあるのでしょう。言ってみれば常連と呼ばれるような患者もいるわけで、同じ顔を頻繁に見ていると医師も嫌な顔をしてしまうのかもしれません。

そんな自殺常習者が最後に行き着いた場所が自殺島です。

船を作って脱出しようものなら海上警備によって「戻りなさい」と攻撃されたりと、「生きる義務」を放棄している彼らに人権はありません。脱出不可能の状態となった彼らは島で生活していくことになります。

その間、「生きること」を見直して成長していくのですが、「法律がない」ということで自由に暴力を行う者も。生きるためのサバイバル漫画でもあり、人間として成長していく自殺常習者を眺めていく。自殺島とはそういう漫画です。

自殺常習者が「生きること」を考える

自殺島の主人公の名前はセイ。彼はいかにもな暗い少年で何度も自殺をしようと試みては失敗し、何度も病院に運ばれていました。そして彼は自殺島へ。

島に流された常習者たちは現状を理解すると絶望し、ビルや崖の上から飛び降りて自殺をしますが、セイは現状を見て踏みとどまり、「死ねないのなら生きるしかない」と生きるほうへと舵をとることになります。

食べるために協力する常習者たち

自然に繁殖しているもの以外の食物は、自分たちで育てるしかありません。もしくは魚を釣るか、狩猟をするか。常習者たちは協力して魚を獲ったり、島を歩いて畑を探したりしますが、セイは過去に好きだった弓道部の先輩がいた影響か、弓で狩猟を行います。

とは言え、そう簡単にできることでもないので、山の中の植物から水分をとったり、木の実を食べたり。時にはバッタも食べたり。このようなことから、自殺島は「サバイバル漫画」と呼ばれているのでしょう。

サバイバルのための図解説明あり

この漫画の特徴として、弓をつくるシーンや盾、畜産などのシーンは図解付きで説明が入ります。ホーリーランドの時は「回し蹴り」などの方法や説明があって面白かったですね。あの説明は継承されています。

何気にためになるんですよ。使うことのない知識だとは思いますが(笑)

狩猟犬という相棒を手に入れるセイ

失敗を重ねては鹿の狩猟に成功し、山の中で出会った先住民に自殺島の真実を聞きます。帰りに出会った柴犬は「イキル」という名前をつけてもらい、セイと一緒に過ごすことになります。狩猟犬としても優秀ですし、番犬としても優秀です。

争いを始める自殺常習者たち

自殺島に送られた常習者たちは、しばらくすると2つのグループに分かれました。

セイたちのグループは、最初は揉め事もあったものの、今までの生活通りに法律や道徳を守る人たちが多数です。グループのリーダー格はリョウ。自殺常習者とは思えないイケメンで頼り甲斐のあるタイプです。

もう一方のグループは、初期の頃に分かれたグループ。リーダー格はサワダといい、セイたちが過ごしている場所から離れた港の方で生活をしています。

法律がなければ、女性陣に暴力を働こうとする連中もいます。食べ物がなければ、奪おうとすることもあるでしょう。とても暴力的で、カリスマ性を持ち合わせているサワダについてくる人もいて、セイたちのグループと戦うことになります。

やるか・やられるかの状況でどう行動するのか

自殺島には法律がないため、殺すことも違法ではありません。しかし、誰だって殺したくないのが心情です。でも「やらないとやられる」という状況ならどうなのでしょうか。そこまで極限になった時に、僕たちはどのような判断をするのか。そこも考えて読んでみると、楽しさ?は倍増します。

戦っていく中で、武器や盾などを作ったり、戦略も考えていくことになります。お馴染みの図解説明もあるのでお楽しみに(笑)

人間として成長していく常習者たちの未来は

自殺島に来てから生活していく中で、常習者たちは人間的に成長していきます。引きこもりだった者は自発的に働くようになったり、自分の得意な分野がわかったり。農家の出身を嫌がっていた者が、米を作るようになったり。

一番の変化があったのは、主人公のセイです。誰が見ても立派な男性になって、誰もが頼りにする強さも手に入れます。彼が想いを寄せていたリブとの関係はどうなるのか。ここも自殺島の見所でしょうか。

とてもネガティブなタイトルの漫画でありながら、生きるための知恵を教えてくれたり、最後まで読んでみると「生きよう」と伝えてくれる漫画でもありました。過激な表現や不快に感じるシーンもありますが、人が極限状態になると、どのような行動をするのかというリアルなシミュレーションを考えてみると、必要な表現でもあるんですよね。

ダーク系の漫画が好きな人にはハマるはずです。サバイバル知識も身につくので、一人キャンプが好きな人には役に立つかもしてません。

思い出してしまったので、サバイバル系の動画を貼っておきます。公式動画なので、安心して見てください。

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