現実に起こり得る日本の現状「空母いぶき」を紹介【完結済み】

投稿者: | 2021年2月7日
空母いぶき

この漫画は「架空のお話」です。いいですか?架空のお話なんです。だから、色々と騒ぐのはおかしいです。

その上で読んでほしい「空母いぶき」を紹介させてください。

「空母いぶき」は日本で起こる可能性のある戦争を描く漫画

尖閣諸島をめぐる問題は、随分と前から警告している専門家や政治家がいます。「C国の工作員が漁船民を装って、難破して島に上陸し、領有権を主張される恐れがある」と言っていた政治家もいます。

この「恐れ」から始まるのが空母いぶきです。

C国と日本で衝突が起こる

難破した人民を助けるために出動するC国空母。通常なら考えられないことですが「救助」という名目を掲げることで、航行を正当化しようとします。

当然のことながら非難声明を出す日本政府ですが、「歴史的に見ても尖閣諸島は我が領土」と譲らないC国。海上保安船が出動し、にらみ合いが続く中、ついにC国船と衝突。C国空母から戦闘機が発艦し、威嚇攻撃をしてきます。

日本は何もすることができない

ご存知の方もいるでしょう。日本は法体制的に攻撃することができません。それに「打ち返せば戦争になってしまう」という考え方をします。

国際的に、領土に入ってきた軍艦や戦闘機は撃ち落としても問題ないようですが、日本がそのようなことをするとは思えません。

「国を守る」という認識が、日本と他国では大きく違うような気がします。だからこそ領土を奪われたり、何も手を出せずにいる状態なのです。

防衛意識を持たせてくれる漫画

この問題意識を読者に持って欲しいのか、知って欲しいのか。「空母いぶき」という漫画が伝えたいことは、「国を守るとは」なのではないかと僕は思いました。

疑問点:アメリカは助けてくれるのか

戦争を避けるために漁船民を引き渡した日本政府。「領土問題には積極的に介入しない」という米国。

実際に戦争になると、米国が助けてくれるかどうかはわかりません。少なくとも、日本が積極的に戦う姿勢を見せなければ、米軍は動いてくれないでしょう。

極端な話、安全なところにいる人から、「死ぬかもしれませんが、よろしくお願いします」なんて言われて「わかりました」なんていう人はいないのですから。

同盟関係とは対等な関係なのだから当然です。

空母いぶきの誕生

ここで登場する主人公の秋津竜太・二等空佐。今回の事件で、裏で行われている「ペガソス計画」が進行すると確信します。それが「空母いぶき」の誕生です。

尖閣事件から一年後。新型護衛艦「いぶき」が就役します。護衛艦を名乗ってはいますが、どう考えても空母です。これはまあ、お察しです(笑)

どうでもいい部分を問題にする政治家とマスコミ

「これは空母じゃないか!」と野党やマスコミが騒ぎ、当然のごとく問題になるのですが、そんなことは想定済み。垂水総理は強引に押し返すのでした。

空母いぶきの艦長に一佐となり就任した秋津。中国政府が日本の動きを見ているのは当たり前で、新型空母を用意していました。二国間に緊張が走ります。

秋津は軍国主義者なのか

第五護衛隊群の艦長達がいぶきに集合して初の会議。いぶきを「空母の復活」とはしゃいでいる連中がいるようで、「秋津もその口なのではないか」と若き艦長・秋津を気にしている艦長もいます。

日本は「専守防衛」を遵守しますが、日本において空母とは攻撃的なものに属するらしいため、艦長たちが危惧してもおかしくはありません。

何よりも「国を守る」を優先する秋津

艦長たちに「どのような艦隊でありたいか」と尋ねられた秋津はこう答えます。アジア最強と。この一言に、彼の人間性が現れているのではないでしょうか。

国を守る気持ちは強く、艦隊としても強くありたいと。

何があっても戦争を避けようとする人達

彼の友人でもあり同期でもある新波は彼を危惧します。秋津は「戦争の覚悟」を決めようとしているように見えるからです。

新波は「自衛官に問われる覚悟は、何があっても死にもの狂いで、戦争を阻止する覚悟」だと考えます。だから秋津を危険視するのです。

攻撃されないと攻撃できない自衛隊

与那国島にある自衛隊のレーダーサイトがC国軍の戦闘機によって破壊され、大隊規模の海軍が上陸。起こってはならないことが起きてしまい、大騒ぎになる日本政府。

与那国に駐屯している陸上自衛隊が出動しますが、日本の法体制的に、敵に銃口を向けられても撃つことはできません。そして自衛官は。。。

尖閣諸島に掲げられるC国国旗。日本政府はどう対応するのか。

「戦う覚悟」がなければ守れない

戦争をしてはいけない。僕たちはそう教育されていますが、敵国が攻めてきたらどうするのでしょうか。守るために戦わないのなら、何のための自衛隊なのでしょうか。

決断を迫られた総理大臣は戦闘を覚悟します。C国からは潜水艦も出動し、日本も秋津艦長率いる海上自衛隊が出動することになります。

政府の対応にヤキモキ

外交面では日本政府が交渉し、軍事面では自衛隊が対応しますが、日本から攻撃することはできません。法律上、そうなっているのだから仕方はないのですが、読んでいる方はヤキモキします。

ストーリーがあまりにリアリティに溢れているので、焦ったりイライラしたりもします。でも、日本ってそういう国なんですよね。

ついに戦争へ発展

防衛出動が発令され、対空戦闘が開始。攻撃ではなく「守るための戦闘」なのですが、接近してくるC国戦闘機。あまりにも接近され、攻撃せざるを得ない状況になった結果、C国戦闘機を1機撃墜します。

そして本格的に戦争へと発展。

群司令は覚悟を示して撃墜したのですが、新波は「攻撃する方向へ導いたのは秋津ではないのか」と疑います。

相手の人命を第一に考える自衛隊

ここまでは3巻の序盤ぐらいまでのお話。基本的に自衛隊は「守るための戦闘」を繰り返しますが、敵へ攻撃をしても人命第一に考えて、戦闘能力をゼロにしようと試みます。

これは日本の法律の現状、ギリギリできる範囲なのかもしれませんが、腕がなければできないこと。ゲームの対戦で例えるなら「舐めプ」にあたるでしょうね。これでは味方を失いかねません。なんとかしてくれ日本政府!

「安全保障」について考えてみましょう

全13巻を読んでの感想は、十分に起こり得る話なので恐いという気持ちもありますし、日本の問題点を浮き彫りにしてくれる漫画でもあるということ。安全保障についてもっと考えないといけないと思わされました。

「こんなこと起こるわけがない」なんて大きな声で批判する人がいるそうですが、可能性的には十分あり得るのと、「最悪の事態」を考えるのが政治家です。「危機意識を持て」という意味でもいい漫画なのではないでしょうか。

「空母いぶき」は漫画そのものも面白い

「空母いぶき」は漫画としても非常に面白く、ノンストップで読んでしまいました。テーマは硬いものの、為にもなりますし、非常に読みやすくてわかりやすくもあります。

何でもかんでも戦争に結びつけては、戦争もしていない日本で「戦争反対!」と叫んでいる方には頭が痛くなる内容かもしれませんが、目を背けないで読んで欲しいです。「国を守る」ことに関しては、思想も何も関係ないのですから。

一度、日本が置かれている現状を考えるためにもぜひ、手にお取りください。

空母いぶきは映画化されており、続編になる「空母いぶきGREAT GAME」も始まっています。

空母いぶき

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