元・婦人官が描く警察モノのシュール系ギャグ漫画「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を紹介

投稿者: | 2021年1月20日
ハコヅメ

漫画って表紙の印象が強いですよね。「ファンタジー系だな」とか「スポーツ系だな」とか、パッとみてわかるものが多いです。でも、「これは萌え系かな」と手に取った漫画を読んでみると、思いっきりギャグ漫画だったりすることもあります。それが「ハコヅメ」でした。

これ、最近の漫画の中でオススメ物件です!ぜひとも紹介させてください。

婦人警官の日常系ギャグ漫画

ハコヅメは元警察官の泰三子氏が描く警察もののギャグ漫画です。この時点で異色の漫画だと言えますね(笑)

内容としては新人警官の主人公・川合麻依が働いている交番(ハコ)での日常を映すものです。彼女は「安定収入さえあればなんでもいいや」と公務員試験を片っ端から受けて、唯一なれたのが警察官。思っていたのとは違ったようで、辞表を叩き付けようとするのですが、パワハラで同じ交番に飛ばされてきた藤によって、彼女の考え方は変わっていきます。

全体的に口の悪い警官が多く、ヤル気のない警官も多いです(笑)おそらく、実際の警察官がこのような勤務態度なら、そりゃあマスコミが騒いで突いてくるだろうなあ、なんて内容が盛りだくさんです。でも、僕からしてみると「そりゃあ、警察官だって人間だものなあ」なんて場面ばかりです。シュール系のギャグ漫画なので、細かいことなんて気にしたらダメです!

優秀な藤部長

パワハラで異動させられた藤部長は、口は悪いですし、一見するとやる気も感じない元刑事ですが、見た目は綺麗な女性で仕事もできます。時には厳しく指導を受ける川合ですが、優しい場面もあったりで良いコンビです。何よりも仕事ができて優秀です。

仕事はできる?源部長

藤と同期の源部長はラ彼女をライバル視しているのか、なんなのかよくわかりませんが人気の刑事です。人気があるからといって仕事ができるわけでもないのですが、頭はモジャモジャで愛想も良く、女性の容疑者からは取り調べの指名もよく入ります。

主人公を含めて、とりあえずこの3人さえ分かっておけば、十分に楽しめる漫画になっています。

元警察官の作者だからこそ見えてくる本音の部分

警察24時を見ていると、スピード違反で取り締まりを受けている人ってでてきますよね?素直に従う人もいれば、「勘弁してください!」とお願いする人もいます。でも、一番多いのは「なんで俺なんだよ!他もスピード出してるだろ!」とか、「税金泥棒がよ!」なんて喚くドライバーですね。ハコヅメは警察ものの漫画なので、そんな場面も出てきます。

そんな時、警察官は何を考えているのか。そんな本音の部分も見えてきます。

公務中の辛い部分も見えてくる

捜査で尾行することもある警察官。バレないようにカモフラージュをすることもあるのですが、時には女性警官とカップルに偽装して尾行することもあります。可能な限りカップルを装う男性警官ですが、手をつないだら「セクハラ」と言われたり、容疑者がホテルに入れば入る必要もあるのですが、「変態」と言われてしまうこともあるのでしょうか。

今まで考えたこともなかったのですが、もしもそんなことがあるのなら仕事に集中できないのではないでしょうか?ハコヅメを読んで思いました(笑)

ギャグ多めでもほっこりエピソードもあります

警察ものの話だと、ほとんどは物騒な事件ばかりで容疑者を追ったり、問い詰めたりとサスペンス劇場みたいなものを想像しますよね。でもハコヅメならほっこりエピソードもあります。

夜遊びしている家出少女の話なんかは、藤が真実を見抜いて彼女を救ってくれますし、薬の売人の女の取り調べでは源が活躍して涙がホロリな話もありましたし。ギャグシーンが多い漫画ではありますが、警察官と地域市民との交流もあり、「さすがおまわりさん」なシーンも見逃せません。

警察官への愛着が湧いてくる漫画

元警察官の作者だからでしょうか。僕らが普段は気にしない箇所や、知らない箇所もよく登場します。女子寮での生活感だったり、警察署の仮眠室だったり。

男社会のイメージの強い警察ですが、女性も頑張っています。気を使って困っている男性警官もいたりと、細かい部分はよく伝わる漫画です。

僕は警察小説を好んで読んでいるのですが、ハコヅメと比べてみるとイメージはガラリと変わりますね。小説も漫画も現実とは違う部分もあるのでしょうけれど、なんというかこう、頑張れおまわりさん!なんて思える漫画でもありました。

ひとまず、勇者ヨシヒコシリーズでおなじみの福田雄一監督での実写化を望みます。

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